よくある質問-【第9章】自己破産と保証人
Q66:借金の保証人の義務もなくなりますか?
Q67:債権者は保証人に対して、いつ借金の返済を請求するのですか?
Q68:保証人にはどんなふうに請求がいくのでしょうか?
Q69:保証人は借金を一括では払えません。どうしたらいいですか?
Q70:保証人が分割でも支払えない場合は、どうすればいいですか?
Q71:保証人に迷惑をかけない方法はありますか?
Q66:借金の保証人の義務もなくなりますか?
保証人が負っている義務はなくなりません。
借りたお金を返せなくなった場合、
保証人は、
自己破産する本人にかわって借金を返さなければなりません。
Q67:債権者は保証人に対して、いつ借金の返済を請求するのですか?
弁護士や司法書士が
自己破産の手続きを受任してから10日前後で、
保証人に請求がいくことがあります。
受任後となれば、
債権者からの請求はいつ来てもおかしくありません。
逆に、
いつまでたっても債権者が保証人に請求をしない場合もあります。
借金の金額や取引の期間によって、
債権者の対応が異なるようです。
Q68:保証人にはどんなふうに請求がいくのでしょうか?
債権者が保証人に、
借金を一括で支払うよう請求するかもしれません。
債権者にはその権利があります。
保証人が財産を持っていれば、
債権者はその財産を差し押さえる可能性もあります。
(この場合、債務名義が必要です。Q61を参照)
Q69:保証人は借金を一括では払えません。どうしたらいいですか?
債権者と保証人で
、
分割払いの話し合いをする方法があります。
分割払いに応じるかどうかは債権者次第ですが、
一般的には、分割払いに応じる可能性も低くありません。
保証人に支払えるだけの財産がなければ、
債権者は一括では回収しようがないからです。
Q70:保証人が分割でも支払えない場合は、どうすればいいですか?
保証人も債務整理する方法があります。
債務整理の種類としては、
債務がすべてなくなる自己破産のほか、
債務が残る任意整理、民事再生、特定調停があります。
Q71:保証人に迷惑をかけない方法はありますか?
次の2つの方法が考えられます。
- 債権者に、自己破産する本人以外の第三者から返済します。
そして、その債権者を債権者ではなくします。
この際、返済に充てるお金は
第三者自身のものでなければなりません。
- 自己破産の手続き終了後に、
保証人にお金を渡します。
自己破産手続き終了まで、
保証人が債権者に返済します。
その期間に保証人が返済した金額を、
自己破産の手続き終了後、
保 証人に渡します。
すると、最終的には
保証人の金銭的負担はないことになります。
よくある質問-【第10章】自己破産と自動車
Q72:車はとられてしまいますか? ローンはありません。
Q73:査定が20万円を超える自動車を維持する方法はありますか?
Q74:ローンが残る自動車はどうなりますか?
Q75:自動車の引き上げは、いつ行われますか?
Q76:自動車ローンだけ自己破産手続きの前に払ってもいいですか?
Q77:ローンが残っている自動車を維持する方法はありますか?
Q78:第三者が自動車ローンを返済するときの注意はありますか?
Q72:車はとられてしまいますか? ローンはありません。
財産としての価値があれば、
自動車は処分されます。
自動車の価値が20万円を超えると、
財産的価値があるとみなされます。
逆に20万円以下であれば
、
財産的価値がないとみなされ、
自動車は維持できます。
査定によって、自動車の価値を確認できます。
Q73:査定が20万円を超える自動車を維持する方法はありますか?
身内の方などの第三者に買い取ってもらえれば、
維持できます。
その第三者から自動車を借りれば、
使い続けることができます。
ただし、第三者に買い取ってもらう際の価格は、
適正でないといけません。
安く売ると、自動車という財産を隠したと
裁判所に判断されてしまいます。
Q74:ローンが残る自動車はどうなりますか?
ローン会社が自動車を引き上げにくる可能性が高いでしょう。
ローンが残っている期間、
自動車はローン会社のものである場合がほとんどです。
ローンの返済が滞ると、
ローン会社は自動車を引き上げて処分することで、
貸したお金を回収します。
Q75:自動車の引き上げは、いつ行われますか?
弁護士や司法書士に依頼してから、
早ければ1〜2週間後に行われます。
Q76:自動車ローンだけ自己破産手続きの前に払ってもいいですか?
自己破産の手続きをする前に、
自動車ローンだけを支払うことはできません。
他の債権者と不公平になるからです。
Q77:ローンが残っている自動車を維持する方法はありますか?
まず第三者が自動車ローンの残高を一括で支払います。
次に所有者の名義をローン会社から第三者に移します。
この第三者名義の自動車を借りることで、
自動車を維持・使用できます。
Q78:第三者が自動車ローンを返済するときの注意はありますか?
次の2つが挙げられます。
- 第三者が、第三者の名前で返済しなければなりません。
自己破産する本人の名前で支払うのはNGです。
- 自動車の名義を第三者の名義にしてください。
自己破産する本人の名義にしてしまうと、
自動車はその人の財産になります。
すると、自己破産手続きの際に処分されてしまう可能性があります。
(年式によっては、財産としての価値がないと判断される場合もあります。
この場合、自己破産する人の名義であっても、自動車は処分されません)
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